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まとめ

リュウメイ
 特に無い。

ガルジア・イベルスリード
 ラライト修道院に預けられた白虎。
 ラライト修道院の実質的な聖物であり、同修道院に納められていた宝石はただのダミーに過ぎない。

ライシン
 アオゾメを崇拝し、アオゾメのために動いていた男。アオゾメがいずれ死ぬためにリュウメイを見込んでいると知った後は、己でリュウメイを見極め、大した男でないのならば暗殺しようとしていた。
 後にリュウメイのために動く男となる。
 初期の頃の怪しい事態は大抵がライシンが引き起こした事である。
 リュウメイに置いていかれたのを利用し、逆にリュウメイ、ガルジアの二人に追いつくと霧の邪法を用いて二人を森に誘導する(1話
 ガルジアを襲った相手を匪賊だと思わせるために紋章をでっち上げる(5話
 腹痛を主張して退場する(5話
 これらは全て、リュウメイの力量を見極めるため、ライシンが様子を見た結果である。
 以降、特にバインとの闘争の様子を見て、リュウメイに己が本当に惹かれている事を自覚し、しかしアオゾメがリュウメイの招待をした際には、二人の間で板挟みとなり、最終的にはリュウメイとの決闘を選ぶが、これに敗北。
 アオゾメを看取った後は、リュウメイだけを主の様に定めては従っている。

クロム
 盗賊かつ傭兵。そして勇者。
 クロムの持つ鞘はトニア鉱(外伝ジクジカより)から製造された物であり、トニア鉱自体はヒリーン修道院(比較的サーモスト修道院に近い修道院)にかつて在った物である。クロムは不老不死となった後も傭兵として活躍をしていた時機があり、時と場合によっては
勇者と讃えられる功績もいくつか上げている。
 その際、特にヒリーン修道院での事件を解決した事により、修道院より感謝を込めて聖物であるトニア鉱を賜った。これを友人の魔法鍛冶師に預けてできあがったのが、愛用していた鞘である。
 ガルジアとの初対面は匪賊対峙の時、ではなく。その前の夜にガルジアの寝所に忍び込んだ夜盗。これがクロムである(5話
 元々クロムはリュウメイ達と同じ船に乗っており(3-4話)、そこでガルジアの歌術士としての力を見て、己の死霊の呪いをどうにかできないかと思案し、しかしガルジアの傍には如何にもといった風体のリュウメイが居たために、忍び込んだ。
 この時、リュウメイと短い間だが刃を交えており、それは後々までリュウメイがクロムを気に入らぬ原因ともなっている。戦い方で、リュウメイを誤魔化す事はできなかった。
 もっとも、不老不死という点でもリュウメイには睨まれるので、あまり変わらなかっただろう。

バイン(リオフォーネ・カスト)
 現在、ディヴァリアで空席のままである召術士としての教師の席に、五十年前は座っていた者。それがリオフォーネ・カストである。
 召術士の権威ではあるものの、貪欲な知識欲を持て余す彼は己の寿命を歯痒く思っていた。それから、召喚獣が数少ない資料に語られる様に、自由に呼び出す事が叶わぬ事態にも。
 彼は召術を極めんがために、サーモスト修道院に納められている聖物であるネモラの召導書を盗み出し、以降はリオフォーネの名を捨て、盗賊を操りながらバインとして生きる事になる。
 ベリラスとは旧知である。ベリラスは不老不死の実現(というより元からその様な体質)に至っており、しばらく教師を務めては、数十年は行方を晦まし、再び教師として復帰する。いわば、学園に蓄えられた魔導の知識を覗きに来る存在だった。
 そのためリオフォーネとして振る舞っていた際のバインは、ベリラスとは友人とも言える間柄であり。またバインはベリラスのその体質。無限の時を生きるその様を、大層羨んでいた。
 また、ベリラスと同じくバインは教師の瞳を所持したままであるために、初対面であるライシンの名前を言い当てる事ができた(11話

ロイゼン・エナーク
 盗賊団の頭として振る舞っていた際の、バインの右腕。独特の考えを持って動く人物であり、バインとは気が合うために彼の頼みを聞いて諜報活動に勤しむ事が多い。
 元々は彼が盗賊団の首領だった時機もあったが、バインに従う事を決めたり、顔が割れる事を考慮して、以降は常に見えない位置から指示を出す事が多い。
 サーモスト修道院で受付をしていたのは、ヨルゼアを求めるバインがいよいよ行動を開始する際に、同じくヨルゼアの存在を知るであろうエフラス・ロー=セイムに対する監視の目を求めていたために、ロイゼンが修道士として身分を偽りサーモスト修道院に
しばらく厄介になっていた結果である。
 サーモスト修道院の騒ぎの後は、面倒を避けて一度はバインの下へと戻ったが、バインのヨルゼアを求める気持ちが薄れたために、以降は各地を転々と気儘に旅をしている事が多い。

ウル・イベルスリード
 ガルジアの育ての親であり、またヨルゼアの存在を知る者。
 ただし、ガルジアがヨルゼアと心を通わせる適正を持つに至ったのを、ウルは意図した訳ではない。ガルジアがラライト修道院に預けられた事から、歌術士として腕を磨く事まで、全ては偶然の産物である。
 しかし歌術が得意なガルジアの存在は、次第にウルの手で庇う事のできぬ状態へと変化してゆく。ラライト修道院の聖物としてガルジアがそれに当たる、というのも。ウルの預かり知らぬところで決まった事である。
 ヨルゼアについては、前サーモスト院長であるイラニス・ユールミードが、ガルジアの存在を知り、或いはその様な事態を招く存在であるのやも知れぬと、人知れずロミス・ホーンを使いで出し、その口から聞いた事である。
 ふとしたきっかけでリュウメイと出会い、ガルジアを託す事になる。彼がリュウメイのどの辺りを見て、信用するに足ると踏んだのかは不明。

イラニス・ユールミード
 ヨルゼアの存在を、サーモスト院長に伝えられる口伝にて知っていた者であり、ガルジアの存在を知った後はそれを憂慮した。
 しかし最終的にはエフラスの野望に巻き込まれ、罷免される事となる。

エフラス・ロー=セイム
 元々召術に対して強い興味を抱いていた。ネモラの召導書が損なわれた今、そこに書かれた内容を知るには院長に伝えられる口伝に頼る他はないと悟り、イラニスを奸計に嵌めては執拗な根回しを繰り返し、サーモスト修道院長の座に就いた男。
 そこで知った秘密に、ローは魅せられる。同時に、ヨルゼアの力がそれ程に強大であるというのならば、それは神を信仰する自分達のために使われるべきだという考えをする。
 ガルジアを求めたのは、偏にそのためである。
 しかしガルジアに対する奸計は、クロムの存在によって破綻し。修道士に犠牲が出た事もあり、後に罷免され僻地へと飛ばされる事になる。
 実は四部目で、獄中において同じく囚われたガルジアに、ヨルゼアについての深い説明をする予定があるはずだった(カットされた

アオゾメ
 産まれた時は抜ける様な青い空の色をした被毛を持っていたという。
 成長と、魔法使いとしての腕を磨くにつれて、被毛は青から紫へと変わった。
 エイセイが竜に治められていた時代から、魔道士として伺候していた存在。

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